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ウクライナ待望の新鋭ステルス軍艦 ついに就役か? 黒海進む姿ムービーで公開

乗りものニュース 2024年7月11日 6時12分

就役したらウクライナ海軍の旗艦になるとか。

来日したトルコ軍艦の準同型艦

 ウクライナ海軍は2024年7月5日、トルコで建造中の最新コルベット「ヘーチマン・イヴァン・マゼーパ」の最新状況を動画で公開しました。

 説明によると現在は海上公試中とのことで、スケジュールが滞りなく進めば2024年中に就役予定だと言われています。

「ヘーチマン・イヴァン・マゼーパ」は、トルコが自国海軍向けに独自建造したアダ級コルベットをウクライナ海軍向けに仕立て直したもので、2021年9月7日に起工、2022年10月2日に進水しています。

 全長は99.56m、排水量は2400トン。乗員は約100名で、主な武装として76mm単装速射砲1門や、艦対艦ミサイル8基、RAM個艦防空用短射程対空ミサイル発射機1基、短魚雷発射管2基などを備えるほか、船体後部にはNH90ヘリコプターの発着が可能な飛行甲板を備えます。

 なお、艦名は17世紀後半にウクライナ・コサックの統領として名を馳せた「イヴァン・マゼーパ」に由来するとのこと。最初に付く「ヘーチマン」とはウクライナ・コサックの統領の伝統的な称号で、「アドミラル(将軍)」や「クイーン(女王)」などと同じものになります。

 ウクライナ海軍は2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻後、唯一の大型艦であったフリゲートの「ヘーチマン・サダハーチヌイ」を自沈させています。また、ミサイル巡洋艦「モスクワ」の同型艦である「ウクライナ」も未完成のまま就役せずに放置されているため、現状でまともな大型戦闘艦はゼロの状況です。

 ちなみに、2024年6月に来日したトルコ軍艦「クナルアダ」は、「ヘーチマン・イヴァン・マゼーパ」の準同型艦になります。

【動画】ウクライナ向け最新コルベット 動く姿を前後左右、上からもイッキ見

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