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自衛隊の最新ヘリ「UH-2」九州に配備スタート! 早速イベントで公開の予定 どこで見られる?

乗りものニュース 2024年7月13日 17時42分

新型ヘリの愛称は「ハヤブサ」です。

今年の目達原駐屯地イベントは必見

 陸上自衛隊の最新ヘリコプター「UH-2」がこのたび九州に初めて配備され、佐賀県にある陸上自衛隊目達原駐屯地において、2024年7月12日に公開されました。

 UH-2は、アメリカの航空機メーカー、ベル・テキストロン社とSUBARUが共同開発した民間向けの最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を共通プラットフォームに、陸上自衛隊向けの仕様を盛り込んだ機体で、栃木県宇都宮市にある同社航空宇宙カンパニー宇都宮製作所において製造されています。

 一見すると従来のUH-1J多用途ヘリコプターとよく似ていますが、エンジンが双発になり、メインローターのブレード(羽)数も2枚から4枚に増えているのが外観上の大きな相違点です。
 
 コックピット周りも液晶ディスプレイを多用した、いわゆるグラスコックピットになっているほか、各種制御系が大幅に自動化されたことで高い飛行安全性を獲得しています。最大速度、巡航速度、航続距離、最大離陸重量のすべての面で性能向上が図られており、事実上は別ものであると言えるほどUH-1Jとは異なる機体に仕上がっています。

 すでに陸上自衛隊には10機程度が引き渡されており、陸上自衛隊航空学校(三重県明野駐屯地)ならびに同航空学校霞ケ浦校(茨城県霞ケ浦駐屯地)、中部方面航空隊(大阪府八尾駐屯地)などに配備され、教育訓練とともに実運用にも就き始めています。

 そのようななか、このたび九州初として目達原駐屯地所在の西部方面ヘリコプター隊に引き渡されました。

 7月12日に行われた紹介行事には、地元の伊東健吾吉野ケ里町長や實松尊徳(さねまつ たかのり)神埼市長らを始め、陸上自衛隊から荒井正芳西部方面総監、佐賀地方協力本部のトップを務める松島史人本部長、そしてメーカーであるSUBARUの齋藤義弘航空宇宙カンパニープレジデントなどが参加。その後、地元メディアに対して報道公開されました。
 
 なお、目達原駐屯地広報室によると、7月21日に開催予定の駐屯地イベント「創立70周年記念 夏の一般開放」において展示するとのことでした。

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