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中国空軍「最新ステルス戦闘機」が激増中! 米空軍「世界最強の戦闘機」を超えた?どれだけ増えたのか

乗りものニュース 2024年7月17日 7時42分

とてつもない速度で増加中。

「J-20」の生産機数が米軍の「F-22」超えか

 防衛省は2024年7月12日、今年度版の防衛白書を公表しました。ここでは中国と台湾の軍事バランスにも触れており、「全体として中国側に有利な方向に急速に傾斜する形で変化している」と指摘しています。

 防衛白書では「中台軍事力の比較」として、中国と台湾の戦車や艦艇、近代的戦闘機の保有数も公表しています。それによると、中国空軍はステルス戦闘機「J-20」を200機保有しているそう。なお、昨年度の防衛白書では同機の保有数は140機となっており、1年で60機も増えています。中国がステルス戦闘機の増産に注力していることが伺えます。

 J-20は、アメリカが開発したF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」といったステルス戦闘機と同世代に分類される中国独自開発の最新鋭戦闘機です。F-22やF-35と異なり、主翼のほか機体前部にカナード(前翼)が付いているのが外観上の特徴。2011年1月11日に初飛行しており、中国国防部が2018年2月に作戦部隊への引き渡し開始を発表しています。

 F-35は現在も製造が進んでおり、990機が出荷されている一方、F-22は187機で製造を終了しています。J-20は、世界最強の戦闘機と言われることも多いF-22の生産機数を上回ったことになります。
 
 中国はこのほか、ステルス性こそ備えていないものの、高性能なJ-10、J-15、J-16などの第4世代機も多数保有。第4・5世代戦闘機の保有数は1年で1500機から1588機に増加しています。

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