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埼玉の“東西軸”県道ついに改良工事着手 2大国道ショートカット路線の大渋滞ポイント“東武の踏切”解消へ!

乗りものニュース 2024年7月17日 12時12分

実はもう1本、道路できます!

国道4号と16号のショートカット路線「野田岩槻線」バイパス化

 埼玉県越谷県土整備事務所は2024年7月12日、春日部市内の都市計画道路「大場大枝線」の整備に関する説明会を8月に周辺地域で開催すると発表しました。東武線の踏切を解消するための工事が始まる見込みです。

 大場大枝線は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)武里駅の南側で交わる県道80号「野田岩槻線」のバイパス路線にあたります。現道の南側にアンダーパス経由のバイパスをつくり、踏切を解消します。

 この野田岩槻線は、千葉県野田市と埼玉県との境をなす江戸川の野田橋に通じる路線。松伏町内から国道4号、東武線、国道16号と交わり、岩槻の市街地までを東西に結びます。2大国道をつなぐだけでなく、岩槻から春日部、野田にかけて北に大きく迂回して弧を描く国道16号をショートカットするような線形であることから交通量が多く、東武線の踏切が慢性的に渋滞しています。

 さらに、大場大枝線の末端から北へ延びる「武里内牧線」の整備も造られる計画です。これは、春日部駅方面へ通じる「市役所通り」の未整備区間にあたるもの。こちらも春日部駅近くの国道16号へ通じます。

 春日部駅周辺は東武線(伊勢崎線・野田線)の高架化工事とともに市街地の整備も進行してきましたが、この武里駅付近は高架化の対象外。しかし野田岩槻線の踏切は“開かずの踏切”となっていることから、単独で立体交差化されます。新道路は幅員16m、両側に自転車歩行者道も整備される予定です。

※一部修正しました(7.17)

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