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「もう“レイバー”やん」JRが導入する世界初の“人型重機”に反響! それっぽい作品を思い出す人続出!?

乗りものニュース 2024年7月21日 10時42分

人型であることが重要な重機。

VRゴーグルと2本のアームで直感的操作が可能

 高所作業における人型重機を開発している人機一体は2024年7月17日、JR西日本の営業線で鉄道設備メンテナンスに自社製の重機が導入されると発表しました。かねて開発状況が伝えられていた「人型ロボット」による鉄道施設のメンテナンスが、ついに実用化されます。

 今回JR西日本に導入される人型重機はJR西日本、日本信号、人機一体が共同研究・開発した高所重作業ロボットの試作機「零式人機 ver.2.0」をベースとしています。

 本来ブームの先端にある作業員が乗るゴンドラの部分に、人型重機(ロボット)が搭載されており、そのロボットを車両内のオペレーターがVRゴーグルを通してロボット目線で確認し、2本のアームで直感的に高所作業や架線工事を行います。

 この装備により高所作業の省人化を実現するほか、墜落や感電といった高所作業の労働災害リスクも低減されることが期待されています。なお、人機一体はこの直感的な操作システムを「世界初」としています。
 
 人型重機の導入に関して、JR西日本の公式X(旧:Twitter)での情報解禁後は「これは人型であるメリットを感じさせる仕様」、「こうゆう必要なところからロボット化されていくのが正しい道です、いきなり使い道の決まってない二足歩行ロボットは見世物にしかならないし」と人型であることがちゃんと作業内容の理にかなっている点を評価する反応がありました。

 また、「人型重機ロボット…もうレイバーやん」「レイバー、それは産業用に開発されたロボットの総称である」とアニメ『機動警察パトレイバー』を思い出す人がいたほか、同重機には脚がついていないということで、『機動戦士ガンダム』でのジオング初登場時のシャア・アズナブルと整備兵のやり取りのセリフを投稿する人もいました。

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