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品川の線路を「橋が跨ぐ!」このままじゃビルに突き刺さる!? 工事たけなわの高輪GW 空から見たら超ダイナミック!

乗りものニュース 2024年8月19日 7時12分

高輪ゲートウェイ駅周辺のTAKANAWA GATEWAY CITY再開発事業は、2024年に入ってかなり進行しています。その様子を空から紹介します。列車内から見る視点とはだいぶ違って見えました。

前記事に続く半年後の様子

 品川~田町間の再開発は、2024年現在も工事がたけなわです。高輪ゲートウェイ駅に直結したTAKANAWA GATEWAY CITYは1~4街区の建物が姿を現していき、全体像が見えてきました。5月の様子を空から見てみます。

 まず、駅直結の複合棟Iのビルは地上30階となる予定です。昨年の段階で中層階まで建設が進んでおり、その“成長”ぶりはJR山手線の車内からは見えますが、空からの視点はまた違って見えてきます。

 複合棟Iは外壁のパネルもほとんどはめ込み終わり、上層階の斜めになった意匠が姿を現していました。高輪築堤の発掘調査があって工期が当初より遅れましたが、基礎工事が終了すればあっという間に建設されていきます。高層ビルの建設工程は何度も空撮していますが、建ち始めると早いのだなと改めて実感しました。おそらく内装工事も同時進行しているはずです。

 隣の3街区の複合棟IIは地上31階建てとなる予定。まだ骨組みの状態ですが、それでもかなり高くなっていました。階下では地面を掘り起こし、その上には青いビニールシートが。位置的には、現地保存される高輪築堤と第7橋梁かと思われます。

1街区は住居棟に

 高輪大木戸付近は2街区と港区公園です。2街区はまだ地下の基礎工事中ですが、隈 研吾氏デザインの文化創造施設や駐車場などが整備され、建物の高さも6階と低層のビルとなります。文化創造棟が竣工すれば、そこから列車が見られるのか気になるところです。

 隣の1街区は地上45階の住居棟となる予定で、建設はまだ始まったばかりといったところです。住居棟が竣工すればすぐ、外国人ビジネスワーカーに対応した高層高級賃貸住宅やインターナショナルスクールを整備します。

 高輪ゲートウェイ駅方向から見ると、品川駅北側の人工地盤が延びてきて、線路を覆ってきたことに目が止まります。その付近には、JR線路をまたいで高輪側と港南側を結ぶ、都道環状4号の跨線橋が姿を見せていました。高輪側の道路予定地にはまだ中小のビルが建ち、その先にはグランドプリンスホテルの敷地があります。

 環状4号は現在、用地取得中で、2032年に完成予定とのことですが、将来的には白金台の外苑西通りまでつなげる計画です。

 TAKANAWA GATEWAY CITYは、複合棟IのNorthとSouthが2025年3月に竣工。3街区の複合棟II、2街区の文化想像棟、1街区の住居棟は2025年度中の竣工を予定しています。つくり始めたらあっという間ですね。2025年3月下旬には、複合棟Iと高輪ゲートウェイ駅周辺エリアがオープンする予定となっています。

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