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青春18きっぷで乗りたい「奇跡の長距離・長時間普通列車」九州編 もはや貴重な“併結ロングラン”

乗りものニュース 2024年8月7日 7時12分

長距離を走る普通列車は全国的に数を減らしています。2024年夏現在、九州ではどのような列車があるのでしょうか。特に九州では、別の列車と併結するロングラン列車が健在です。

九州の長距離普通列車 2024年夏

「青春18きっぷ」でチャレンジしたくなるような、長距離を走る普通列車は全国的に数を減らしています。2024年夏現在、九州地方ではどのような列車があるのでしょうか。ここでは定期で走る4本の普通列車を紹介します。

鹿児島本線「区間快速」熊本―門司港

 鹿児島本線を熊本駅から九州北端の門司港駅まで走破する唯一の普通列車。途中、久留米始発の後発列車が鳥栖で追いつき、そこで併結し、二日市-福間間は区間快速として運転するという形態をとります。

 熊本駅を15時55分に発車し、鳥栖では15分停車、20時10分に門司港へ到着します。距離は196.6km、所要時間にして4時間15分です。

 逆に門司港発の普通列車で長いものでは、3時間16分かけて走る区間快速の荒尾(熊本県荒尾市)行きが1本健在ですが、門司港駅と熊本県内を直通する普通列車は、この2本だけになりました。

佐世保線「4920M」早岐-門司港

 長崎・佐世保市の早岐(はいき)駅から佐世保線・長崎本線・鹿児島本線を直通する唯一の直通列車。途中の江北(佐賀県)で長崎本線 肥前浜駅始発の列車を併結し、8両で博多、門司港方面へ向かいます。

 早岐発は5時33分、門司港には10時31分に到着します。186.3kmを4時間58分かけて走ります。

鹿児島本線「6930M」川内―宮崎

 鹿児島中央駅を中心とした九州南部の鹿児島本線と日豊本線は一体的に運用されていますが、なかでもロングランな列車。鹿児島県内のJR区間の西端、川内駅を8時03分に出発し、鹿児島中央を経て宮崎駅まで172.0kmを3時間35分かけて走ります。

肥薩線・吉都線「2920D」隼人―南宮崎(吉松経由)

 鹿児島県の隼人駅から日豊本線をそのまま宮崎方面へ行くのではなく、肥薩線で北上、吉都線回りで南宮崎まで直通します。隼人を5時52分に出発、146.4kmを3時間46分かけて走ります。逆方向では、宮崎駅始発の吉松行きが1本あります。

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