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どんな意味?「黄色い矢印」信号どう進めば 「教習所で教わった?」警察が注意喚起も

乗りものニュース 2024年8月14日 9時42分

芳賀・宇都宮LRTの開業により、栃木県宇都宮市の風景は昨年のお盆とは変わっています。そのひとつが、「黄色の矢印信号」。教習所でも教わりますが、警察が注意を呼びかけています。

教習所でも教わったはず

 お盆に帰省や旅行などで、走り慣れていない地域でクルマを運転する人も多いことでしょう。関東でも、栃木県宇都宮市を例に挙げれば、昨年のお盆とは変わった風景があります。次世代路面電車「芳賀・宇都宮LRT」の開業です。

 宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間を結ぶ芳賀・宇都宮LRTは、2023年8月26日に開業。大部分を道路に沿うため、一部の信号機はクルマ用と併用されています。とりわけ注意しなければならないのが、「黄色矢印」でしょう。

 もっとも、信号機自体はLRTの開業前から予行的に運用されていましたが、これには栃木県警の交通企画課もかねてより注意喚起しています。

 さて、一般的なのは青色の矢印信号です。意味は「車両は、黄色の灯火又は赤色の灯火の信号にかかわらず、矢印の方向に進行することができること」(道路交通法施行令第2条)。交通量の多い交差点では、全国的に見かけます。

 では黄色の矢印信号とは何でしょうか。前出の道路交通法施行令によると「路面電車は、黄色の灯火又は赤色の灯火の信号にかかわらず、矢印の方向に進行することができること」と定められています。つまり、クルマではなく路面電車に対する信号機というわけです。

 したがって、例えば目の前の信号機が「赤+黄色矢印」を表示していた場合、クルマはどの方向へも進めません。停止線を越えようものなら、信号無視となります。

 黄色矢印は従来から、東京都を走る都電荒川線沿線でも見られますが、関東では都電沿線と宇都宮市だけです。ただし宇都宮市の黄色の矢印信号機には、「電車用」の標識が付けられています。

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