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「所沢市街の猛烈渋滞」これで変わる? 未完の“外環状線”最終段階へ 西武線またぐ新たな橋の工事開始

乗りものニュース 2024年8月19日 8時12分

これはかなり期待できそう!

都市計画決定は60年前!? 悲願の道路

 埼玉県所沢市内で、西武新宿線をまたぐ新たな橋の下部工事が2024年8月から始まっています。古くに計画されながら未完となっている所沢市の重要道路、その最終段階となる区間です。

 新たな橋が整備されるのは西武新宿線の新所沢-入曽間で、「北野下富線」の未開通部約800mの一部となります。

 この北野下富線は、国道463号バイパスの「小手指ヶ原」交差点から西武池袋線、西武新宿線を越え、県道所沢堀兼狭山線(東京狭山線)の「下富駿河台」交差点までをつなぐ総延長5.5km。所沢市街地の外縁部を結ぶ“外環状道路”の一部に位置付けられています。

 都市計画決定は1966年で、平成から令和にかけて順次開通してきました。その最後の未開通部が、西武新宿線をまたぐ区間です。なお、池袋線をまたぐ橋は「小手指陸橋」として完成済みです。

 西武線の2大幹線が交わる所沢の市街地は踏切も多く、国道463号と同バイパスをはじめ、慢性的に渋滞が発生しています。この北野下富線ができると、市街地を通らずに南北方向の2大幹線である国道463号、東京狭山線を行き来することが可能に。東京狭山線からは、関越道の三芳スマートICも近いです。

 所沢市によると、開通時期は未定とのことですが、さらに、西武新宿線の東側では、新所沢駅付近から線路に並行して北野下富線の未開通部に接続する予定となる「松葉道北岩岡線」の工事も進められています。

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