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埼玉の地下神殿が“稼働した”SNS騒然 そもそも地下神殿ってなに? 台風を前に本領発揮

乗りものニュース 2024年8月31日 19時12分

首都圏外郭放水路の様子です。

平時は見学が可能

 国土交通省 江戸川河川事務所が2024年8月30日(金)午前11時以降、複数回にわたり公式Xへ、首都圏外郭放水路へ水が流入する様子を投稿しています。首都圏外郭放水路とは埼玉県春日部市にある、江戸川周辺の氾濫を防ぐための導水用地下トンネルのこと。巨大なコンクリート柱が林立する地下空間は「地下神殿」などと呼ばれています。

 同事務所によると、台風10号の接近に伴う豪雨のため、30日午前5時10分に増水した川の水が調圧水槽へ流入し始めたとのこと。その後も降雨が続いたことから、第2・第3・第5立坑へも川の水が流入したとしています。

 第2立坑は深さが67mありますが、18号水路より流れ込んだ大量の水により、1時間ほどで水槽の水位が大幅に上がったことが確認できます。放水路を通じて洪水の一部を江戸川へと流すことで、流域の被害を阻止または軽減しています。

 投稿へは6時間で1万3000を超える「いいね」が付き、「いざという時、すごく役に立っている」「いつも水害から助けてくれて感謝感謝です」「真価を発揮した」「かなり溜まっているところを見ると、ヤバい台風なんだな」「インフラってカッコいい」などの声が聞かれました(絵文字略)。

 ちなみに首都圏外郭放水路は見学が可能です。寄せられたコメントには、今回の動画を見て行ってみたくなった、といったものも見られました。

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