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あの時オービス光ってた!? “ものすごく遠い警察署”から「出頭して」との通知が来たのですが… 行かないとどうなる?

乗りものニュース 2024年9月15日 9時42分

路上に設置された「オービス」による撮影でスピード違反を後日問われた場合、その場所を管轄する警察署から“呼び出し”がかかります。では、その場所があまりに遠い場合も、やはり出向かなければならないのでしょうか。

遠く離れた場所から出頭要請!? どうする?

 「オービス」と呼ばれる路上の自動速度違反取締装置は悪質なスピード違反車両を自動で撮影します。もし、これでスピード違反を問われた場合、後日、「呼出状」または「連絡票」と書かれた出頭通知書が届き、基本的には撮影された場所を管轄する警察署へ、指定された日時までに出頭する必要があります。

 では、仮に旅先でオービスに撮影され、出頭先があまりにも遠い警察署の場合、やはりそこまで出向かなくてはいけないのでしょうか。

 基本的には、出頭通知書がきた場合、通知を出した警察署へ行かなければなりません。ただ、あまりに遠すぎる場合は救済措置もあります。

 出頭先を変更したい場合は、通知書を送付した警察署に連絡し、遠方のため出頭が難しいと伝えます。すると、出頭先を最寄りの警察署に変更してもらえるケースがあるのです。

 最寄りの警察署に変更した場合は、そこに出頭し、取り調べを受けると、今度は後日に出廷通知が郵送されてきます。その指定された日時に簡易裁判所へ出廷するといくつか質問され、それに答えて最終的な罰則が決まります。

 オービスに撮られた場合、ほとんどが10万円以下の罰金や免許停止の処分が科されますが、裁判所で決まるのは刑事処分の罰金のみで、免許停止などの行政処分はまだです。その後、数日から数週間で警察署から行政処分のための呼び出しがあり、免許停止期間が決定します。その期間は超過速度や前歴によって異なりますが、通常30日から90日、最長で180日となっています。

 こうした警察署などからの通知が来ているにも関わらず、行けないし黙っておけばそのうち通知も来なくなるだろうと、無視するのは絶対にやめたほうがいいです。再三の出頭要請を無視して逮捕された事案も存在します。

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