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ロシア軍の「最凶戦車」砲撃中に撃破される ドローン対策も効果なし? ウクライナが緊迫の映像公開

乗りものニュース 2024年9月16日 11時42分

対ドローンケージを装備していたようです。

夜間に砲撃中の「TOS-1」に自爆ドローンが突入

 ウクライナ国防省は2024年9月10日、ロシア軍の車両「TOS-1」を夜間にドローンで撃破したとする映像を公開しました。

「TOS-1」は、燃料気化爆薬(サーモバリック)弾頭ロケット弾の発射装置をT-72戦車の車体に搭載した車両です。サーモバリック弾頭は、固体の化合物を気化させ、粉塵と強燃ガスの混合気体を作り出す気体爆薬です。

「TOS」はロシア語で「重火力投射システム」を指し、凄まじい爆風と衝撃波、熱によって建物や人員などを制圧する兵器です。発射機(ランチャー)には直径220mmのサーモバリック弾頭ロケット弾を最大24発搭載し、連射もできます。

 公開された映像では、夜間に砲撃を行っている「TOS-1」に、1人称視点での操作が可能なFPVドローンが突入しています。ウクライナ国防省は、これまでも「TOS-1」が撃破される映像を公開してきましたが、今回撃破された車両は、対ドローンケージを装備していたようです。

「TOS-1」は少数の配備にとどまっており、ロシア軍はドローンによる攻撃で貴重な車両を失った形です。

【映像】砲撃中に撃破される「TOS-1」

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