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ウクライナ ロシア軍の「核兵器に次ぐ威力」とされる爆弾の処理を実施 緊迫の様子を公開

乗りものニュース 2024年10月11日 11時42分

かなり危険な不発弾。

燃料気化爆弾と呼ばれる特殊な爆弾

 ウクライナ国家非常事態庁は2024年10月8日、ドネツク州ポクロフスキー地区でロシア軍が投下したODAB-1500航空爆弾の不発弾を処理する様子を公式テレグラムで公開しました。

 ODAB-1500は、「燃料気化爆弾」または「サーモバリック兵器」とも呼ばれる種類の爆弾で、かなり特殊な爆弾となっています。「核兵器に次ぐ威力がある」ともされている兵器で、投下後目標の直上で燃料を散布、蒸気雲が形成された後に着火させ大爆発を起こし、広範囲に甚大な被害を与える危険な爆弾です。

 地元住民から爆発物が落ちているという通報で、非常事態庁の爆弾処理班が急行。ODAB-1500と判明し、周辺への立ち入り禁止を実施した後に処理を行ったとのことです。

 ウクライナ国防省によると2024年5月以降、ロシア軍は同爆弾をドネツク州への空爆で何度か使用しており、ウクライナ側は甚大な被害を受けているようです。滑空ユニットを装着し滑空爆弾化することが可能で、その場合、射程は50~70kmとなり長距離への爆撃が行えます。


※誤字を修正しました(10月11日12時08分)。

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