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「所沢の新名所」の脇で造ってる“アンダーパス”はいつ開通? 駅周辺“キツイ渋滞”の特効薬となるか

乗りものニュース 2024年10月12日 12時12分

西武のジャンクション所沢駅前に誕生した新名所「エミテラス所沢」。開業に合わせて周辺道路も開通しましたが、まだ建造中のところがあります。

「所沢駅の新名所」開業! なにやら脇で工事が…

 西武池袋線と新宿線が交わる「所沢駅」の西口に2024年9月24日、大型商業施設「エミテラス所沢」がオープンしました。開業後の土曜日に行くと、所沢駅から高架歩道で通じる西武百貨店所沢S.C.を経て、さらに高架でつながるエミテラスまで、人の流れが絶えない盛況ぶりでした。

 エミテラス開業に合わせ、施設の周辺道路も新規開通しましたが、その一角には、いまだバリケードで塞がれて工事が続いている箇所があります。そこには、「アンダーパスをつくっています」との看板が。

 このアンダーパスは、駅の東西をつなぐ「所沢駅ふれあい通り線」の一部です。

 所沢駅ふれあい通りは、駅西側の入間方面へ通じる県道「東京所沢線」(行政道路)と、駅東側を結ぶ路線。エミテラスの南側は、そのアンダーパスの側道が開業に合わせて開通した形です。

 現時点でこの付近において駅の東西を移動するのは、8本もの線路をまたぐ文字通り「開かずの大踏切」のみ。こうした踏切を避けるとなると、駅の南北に大きく迂回しなければなりません。ちなみに、エミテラスはこの大踏切の脇から引込み線が延びていた西武鉄道の「所沢車両工場」跡地を再開発したものです。

 駅直結のエミテラスは徒歩での利用も多いのか、施設周辺こそクルマは多くなかったものの、北に少し離れた商店街「ファルマン通り」出口付近では、なかなか進まない渋滞が発生していました。この付近には線路を越えて東所沢駅方面や航空公園駅方面へ抜ける道路が集まっています。

 所沢駅ふれあい通りのアンダーパスができれば、エミテラスが「駅の東側に直結」を果たし、交通の分散が期待されます。

 エミテラス側も周辺渋滞を考慮してか、店内では立体駐車場や周辺道路におけるリアルタイムの混雑状況を広域に案内するなどしています。

 所沢市の西口区画整理事務所によると、アンダーパスの事業認可期間は2027年度までとなっているものの、まだ一部用地が確保できておらず、延びる見込みとのこと。用地確保のうえ、工程を精査して開通見込みを発表できるといいます。

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