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JR東日本「異形式そっくり通勤車」が勢揃い! 一部は帯を復刻 なぜ似ている?

乗りものニュース 2024年10月14日 15時42分

地下鉄直通型車両3種を集めた撮影会を開催。

T82編成を常磐線各駅停車の色へ

 JR東日本の八王子支社は2024年11月3日(日)と翌4日(月・祝)、豊田車両センター(東京都日野市)で、地下鉄直通型車両3種を集めた撮影会を実施します。

 車両は“見た目がそっくり”な209系電車1000番台(2編成)とE231系電車800番台。209系は中央線快速用のオレンジ帯のほか、常磐線各駅停車用のエメラルドグリーン帯が復刻のうえ展示されます。

 撮影会は2部制です。午前の部は10時から、午後の部は14時20分からで、どちらも3時間です。募集人数は各日40人(午前と午後で20人ずつ)。18歳以上が対象で、参加費用は1人税込み4万円です。販売は10月17日(木)正午より、JR東日本のショッピングサイト「JRE MALL」で開始されます。

なぜ“そっくり”なのか

 ところで、なぜ209系1000番台とE231系800番台は“そっくり”なのでしょうか。それは両車とも、「地下鉄直通に対応し製造された」からです。大きな特徴は、前面左側に設けられた扉でしょう。これはトンネル内での有事の際、脱出用扉として機能します。

 登場が早いのは209系で、1999(平成11)年のことでした。もともとは常磐線各駅停車(地下鉄千代田線直通)として走っていましたが、中央線快速へグリーン車を組み込む工事のあいだ、同線の車両不足を補うピンチヒッターとして2019年3月、転属したのです。

 一方のE231系は2003(平成15)年に登場。地下鉄対応車という前例が209系であったため、車体を共通化して製造されました。とはいえ4年が経過している分、モーターやブレーキ装置は静かで省エネに寄与するものが採用されています。

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