北海道から戦車がフェリーでお出かけ。
フェリーに戦車を積み込む様子が公開
陸上自衛隊北部方面隊は2024年10月22日、「令和6年度陸上自衛隊演習」の一環として、フェリーに自衛隊の車両を積み込む様子を公式Xで公開しました。
「令和6年度陸上自衛隊演習」は、2024年9月2日(月)から11月下旬まで、全国の駐・分屯地や各演習場、奄美大島などで実施される予定です。2021年以来、3年ぶりに陸上自衛隊の全部隊を対象とした実働演習となります。
北海道に駐屯する部隊が道外へ移動する際は、フェリーなど各種船舶を利用します。今回は、舞鶴・敦賀~小樽・苫小牧間を結ぶ新日本海フェリーの船舶や、防衛省がPFI契約に基づいてチャーターしているフェリー「はくおう」に自衛隊車両を積み込んだようです。「はくおう」には、重さが約50tにもおよぶ90式戦車が積み込まれました。
なお、防衛省は2025(令和7)年度予算の概算要求で、新たに民間船舶6隻をPFI方式で確保するための費用として509億円を計上。民間海上輸送能力を強化する方針を示しています。「はくおう」など、PFI旅客船舶を使用した部隊の輸送訓練や、港湾入港の検証も行うとしています。