南米の空軍式典にて。
「スーパーツカノ」とタキシングパフォーマンスを実施
ブラジル空軍は2024年10月23日、ブラジル空軍記念日と飛行士の日を祝う式典で、A-29「スーパーツカノ」と、第二次世界大戦時の戦闘機P-47「サンダーボルト」がタキシングパフォーマンスをしたと発表しました。
今回の空軍記念日は、ブラジル第一戦闘航空団が大戦時の1944年10月に欧州で任務を開始してから80年の節目になるということで、この日を祝い、戦争に参加したパイロットたちに「航空功労勲章」が授与されました。
さらに、大戦時のブラジル人パイロットの功績を称えるため、大戦中にブラジル人パイロットが使用した機体「サンダーボルト」と、自国企業のエンブラエルが製造する軽攻撃機のA-29「スーパーツカノ」によるタキシングパフォーマンスが行われました。
タキシングを行った2機は、大戦中のブラジル空軍で英雄と称賛されたダニーロ・マルケス・モウラが使用した機体カラーに塗装されました。彼は、イタリアのトレヴィーゾで戦闘中に撃墜されたあと、懸命の努力で30日間かけて450km以上徒歩で移動し、なんとか連合軍基地に帰還した逸話を持つそうです。