35年越しにいよいよ着工へ。
国道1号と環2を直結
横浜市は都市計画道路「桜木東戸塚線(平戸地区)」の街路整備工事を本格的に着手するとし、2024年11月22日に着工式を行う予定です。この道路計画に対し、SNSでは様々な反響が寄せられています。
横浜都心部の桜木町から、戸塚区内の国道1号までを東西に結ぶ平戸桜木道路の実質的な延伸です。平戸桜木道路の終点となっている国道1号の山谷交差点からさらに西へ2本のトンネルで山を貫き、環状2号線(環2)につなげます。
環2から先はすでに開通済み。JR東戸塚駅付近の谷を高架橋でまたぎ、横浜新道の川上IC方面や、相鉄いずみ野線沿線へと通じています。
国道1号は、山谷交差点の南で環2と接続する平戸立体交差点で右左折するクルマが多く渋滞の原因となっています。国道1号と環2を直結する新ルートを作ることで、交通の分散を図ります。
この区間の事業化は1989(平成元)年と古く、地元でも「あそこにトンネルができるらしい」と言われていたところ。用地確保をコツコツと進めてきたものの、35年ものあいだに山のルート上に住宅も建ちました。このため、区分地上権を設定し、住宅の真下を通るトンネルになるということです。
SNSでは、「やっとそこ掘るのか」「やっと着工するのか」「ようやくか」と、気にしていた人が複数いました。また、「たしかにいつも混んでる」「とっとと通れるようにしてくれ」「ここの着工は嬉しいし、完成に期待したい」と待望の声も多く見られました。
事業期間は2027年度までとされていますが、資料には「延伸予定」と明記されています。トンネルの工事期間からして、開通は2030年代と見られます。