かなり珍しい光景。
中国のエアラインの近くにF-2戦闘機が駐機!?
航空自衛隊・航空総隊司令部は2024年10月31日、日米共同演習「キーン・ソード」の一環として、自衛隊機が民間空港で訓練を実施したと発表。長崎空港や熊本空港に戦闘機が展開する訓練の様子を公式Xで公開しました。
「キーン・ソード」は隔年で行われている実動演習で、今回で17回目。10月23日から11月1日まで実施されました。
演習には日米双方の艦艇約40隻、航空機約370機、人員約4万5000人が参加したほか、民間の空港や港湾も約30か所が用いられ、島しょ防衛を想定した水陸作戦や空挺降下、ミサイル防衛、海上交通の安全確保などといった訓練が行われています。
長崎空港や熊本空港では通常、戦闘機は発着しませんが、航空自衛隊の基地が使用できない事態などを想定し、一時的に展開する訓練が実施されました。
長崎空港には築城基地(福岡県)からF-2戦闘機が、熊本空港には新田原基地(宮崎県)からF-15戦闘機が一時展開し、燃料補給を実施した模様です。航空総隊司令部は、司令官の鈴木康彦空将がこれらの空港で訓練状況を視察したとしています。
長崎空港では、中国東方航空やソラシドエアの機体の近くにF-2戦闘機が駐機。熊本空港では、天草エアラインとF-15戦闘機のコラボショットも実現しました。