デカい!
ロシア海軍のヤーセン級原潜を初確認
防衛省・統合幕僚監部は2024年11月11日、北海道の宗谷岬の北東80kmの海域で、海上自衛隊がロシア海軍のヤーセン級原子力潜水艦を初めて確認したと発表。画像も公開しました。
今回確認されたのは、ヤーセン級原子力潜水艦1隻のほか、ウダロイ級フリゲート(艦番号543)、マルシャル・ネデリン級ミサイル観測支援艦(艦番号331)、バクラザン級救難えい船が各1隻。これらの艦艇が、宗谷海峡を西進したことを確認したとしています。
これに対して自衛隊は、八戸基地の海上自衛隊第2航空群に所属するP-3C哨戒機で警戒監視・情報収集を行ったそうです。
ヤーセン級は、全長約130m、水中排水量は約1万3800トン。OK-650V加圧水型原子炉を搭載し、速度は水上で16ノット(約30km/h)、水中で31ノット(約57km/h)以上といわれています。
旧ソ連およびロシアの攻撃型原潜として初めてミサイルの垂直発射装置(VLS)を装備したのが特徴で、船体中央に2列4本、計8基備えています。ここからは射程300kmの巡航ミサイル「カリブル」や、マッハ2.5で飛翔する超音速対艦ミサイル「オーニクス」、マッハ8以上で飛翔する極超音速巡航ミサイル「ジルコン」などを発射することが可能といいます。