掘削土の運搬ルートがラリーのルートとなるためです。
旧伊勢神トンネルがコースに
国土交通省 名古屋国道事務所によると、世界ラリー選手権の日本ラウンド「ラリージャパン」開催に伴い、愛知県豊田市の伊勢神峠付近で進めている「新伊勢神トンネル(仮称)」の工事を、2024年11月22日(金)は休止するとのことです。
これは、掘削土の運搬ルートが競技車の走行ルートとなるため。場所は現道のやや北側、旧伊勢神トンネルです。同事務所は「ラリージャパンに全面協力します!」とし、山あいの小さなトンネルがコースに様変わりした様子の写真を、公式Xに投稿しています。
なおトンネル工事は、現道(国道153号)の伊勢神トンネルの代替として、2022年5月に着工したものです。1960(昭和35)年に完成した現トンネルは狭く、名古屋地域と飯田方面を結ぶ輸送ルートを担ううえで、大型車同士のすれ違いが困難という課題を抱えます。これを解消すべく、幅7.5mの車道と幅2mの歩道を確保した延長1900mの新トンネルを建設中です。
【写真】ラリー仕様になった旧道のトンネル