ウクライナ国産の巡航ミサイル。
射程向上と大量生産体制を実現か?
ウクライナ国防省は2024年11月19日、R-360「ネプチューン」巡航ミサイルの生産が拡大していると発表しました。
同ミサイルは、ウクライナで独自に開発されたものです。 2022年4月、当時ロシア黒海艦隊の旗艦だったスラヴァ級ミサイル巡洋艦「モスクワ」を撃沈させたミサイルともいわれています。
ルステム・ウメロウ国防相によると、ネプチューンミサイルは射程を伸ばす改良を施しており、2024年にはすでに約100発が製造されているとのことです。「モスクワ」攻撃などに使用された当時のネプチューンミサイルは、射程が400km程度といわれていますが、改良版は1000kmまで伸ばした可能性があるようです。
2025年には生産体制をさらに整えるようで、ウメロウ国防相は「ネプチューンミサイルの大量生産は順調に進んでいる」と話し、「今年100発のミサイルが製造されたことは、防衛製造努力における重要なマイルストーンである」と述べました。