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数減らす「中央線が変わります」 国道1号でも“変移システム”役目終える “車線固定”後はどうなるの? 静岡

乗りものニュース 2024年11月26日 12時12分

静岡でも消えます。

狭い道路をうまく使う工夫、役目を終える

 静岡市内の国道1号に導入されている「中央線変移システム」が廃止されます。その工事に伴う車線規制で渋滞が予測されることから、静岡県警と国土交通省が注意を呼びかけています。

 廃止されるのは、国道1号(現道)の安倍川に架かる駿河大橋の前後、南安倍交差点(葵区)から手越原交差点(駿河区)のあいだ約2kmに導入される中央線変移システムです。

 2025年1月14日に車線規制が始まり、工事の着手をもってシステムの運用を停止します。車線規制は2月28日までの予定ですが、その間は3車線の中央を昼夜連続で規制し、上下線とも1車線(夜間は一部、片側交互通行を予定)になるため、事前に渋滞情報などを確認してほしいということです。

 中央線変移システムは、時間帯に応じて中央線の位置を変更するもので、ここでは需要に合わせて上下線どちらかを2車線にしたり、1車線にしたりしています。

 限られた道路空間をうまく活用する工夫として1978年に運用を開始したものの、国道1号バイパスや静岡大橋、久能山スマートICの開通などによりシステム設置区間の交通量は減少しているといいます。システムが老朽化しているうえ、通行車両の逆走防止や、わかりやすい交通規制を実施する観点から、県警は廃止を決めたとしています。

 工事後は、南安倍交差点から駿河大橋を渡って丸子新田ICまでは上り(静岡駅方面)2車線・下り1車線、そこから手越原交差点までは上下線とも1車線とし、中央部分に右折レーンなどを設置して“車線を固定”します。

 ちなみに、東京でも「中央線が変わります」との文言が掲出される変移システムを比較的よく見かけますが、2021年には江戸川区の船堀街道で、2024年10月には品川区の中原街道で廃止されるなど、減少傾向にあります。

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