「サトーココノカドー」こと「イトーヨーカドー春日部店」が多くの人に見守られて閉店しました。しかし、その後も屋上看板が点灯しており、不思議がられています。一体どのような目的があるのでしょうか。
閉店したはずなのになぜか屋上看板が点灯
アニメ『クレヨンしんちゃん』の舞台、埼玉県春日部。その作中の百貨店として登場する「サトーココノカドー」のモデルだったイトーヨーカドー春日部店が、2024年11月24日に閉店しましたが、SNSでは“その後”も話題を呼んでいます。
親会社セブン&アイ・ホールディングスが進める事業構造改革の一環で閉店が決まった同店。最終日には多くの利用者や原作ファンが詰めかけました。しかし、その後も同店の屋上看板が夜間に「光っている」と、SNSでは不思議がられています。春日部駅からも看板は目立つので、余計に不思議に思う人が多いようです。
これについて春日部市役所に聞いたところ、「周辺が暗くなってしまうので、点灯してくれるようにお願いしている」とのことでした。
イトーヨーカドー春日部店の周辺は、同店の旧店舗を居抜きで使用していたiDC大塚家具春日部店のほか複数の店舗が閉店しており、夜間は周辺が暗くなりがちでした。
イトーヨーカドーの閉店後、さらに暗くなり、人流の減少が予想されることから、市は防犯面から屋上看板の店頭を閉店後も継続して行ってくれるよう、セブン&アイ・ホールディングスに要請したのだといいます。
看板の点灯をいつまで続けるのかという点については「まだ決まっていません。当面は消さないと思います」と担当者。旧イトーヨーカドー春日部店を含めた周辺が今後どのように活用されるのかも分かっていないとのことで、今後しばらくこの措置は続きそうです。