これは珍しい。
近江鉄道の100形が特急「サンダーバート」と遭遇
近江鉄道は2024年11月26日、京都鉄道博物館で展示された100形電車が同社の彦根車両基地に戻る甲種輸送の様子を公式Xで公開しました。
甲種輸送とは、鉄道車両をJR貨物などの機関車が牽引する形で、貨物列車扱いで輸送することです。京都鉄道博物館はJR西日本の営業路線とつながった引込線を活用し、現役の鉄道車両も展示しています。近江鉄道の100形電車は、10月29日(火)から11月25日(月)まで展示されていました。
100形は、西武鉄道から譲渡された101系電車を改造した車両。2013年から2018年にかけて計10両が導入され、外装は西武時代の黄色から一転して、琵琶湖をイメージした水色(オリエントブルー)に変わっています。
京都鉄道博物館で展示された100形は、JR東海道線(琵琶湖線)を経由して彦根に帰還。その際に、複々線区間でJR西日本の223系車両と並走したり、特急「サンダーバート」との思わぬ遭遇も実現しました。通常、「サンダーバート」は湖西線を走りますが、この日は湖西線の強風予報により、琵琶湖線経由で運転されていたようです。
【映像】「元・西武線の車両」が特急サンダーバードと遭遇した瞬間