JRが正式に表明。
久留里線の「新たな交通体系」
JR東日本千葉支社は2024年11月27日、「JR久留里線(久留里・上総亀山間)の新たな交通体系について」と題し、検討の結果を発表しました。
JR久留里線の末端部にあたる久留里―上総亀山間は、利用者が少なく、JR東日本管内で「営業係数」がワーストという赤字区間です。100円の収入を得るのに1万3580円かかると試算されています。
このため、久留里線の現状について千葉県や君津市と協議を重ねた結果、
・上総地区で提供されている交通サービスは、当該地区の移動需要に適していない
・当該地区での移動需要を考慮すると、自動車中心の交通体系への移行により、より利便性の高い地域公共交通が実現する
との結果を受け、JRは「バス等を中心とした新たな交通体系へのモードチェンジを図ることが必要と考えております」としています。
今後、より利便性の高い新たな交通体系について、具体的な内容を君津市と協議していくといいます。また、「デジタル技術等を活用し、二次交通を含めた経路案内や観光情報の提供などを通じ、さらなる利便性の向上を目指していきます」としています。