切り替わったの気づくかな…?
東関東道の「付け替え」完了!
NEXCO東日本関東支社は2024年11月29日、東関東道の成田空港付近で実施していた「切回し道路工事」が前日完了したと発表しました。これに伴い、上り線で10月から行われていた終日車線規制も解除となりました。
成田JCT―大栄JCT間における東関東道のルートが、上下線とも「新ルート」に切り替わりました。下り線は先行して切り替えが行われ、上り線側の接続工事が進められていました。
ただし、この新ルートは“一時的なもの”となります。
この区間では、隣接する成田空港のB滑走路を北へ1000m延長し、3500mの長さを確保する工事が進んでいます。ただ、滑走路を延伸すると東関東道とぶつかるため、高速道路のルートを、北側に並行して造った「切回し道路」にいったん切り替える必要がありました。その切り替えが今回完了したのです。
そして今後、旧ルートをトンネル(カルバート)化したうえで、本線を再び旧ルートに切り替えます。滑走路はトンネルの上を通るようになります。
今回切り替わった新ルート(切回し道路)は、旧ルートへの切り替え後、最終的には完全に埋められる見込みです。
成田空港は年間発着数の拡大を目指し、空港の面積を今の2倍近くまで拡張します。旧ルートのトンネル化などのスケジュールは未定ですが、空港における一連の機能強化工事の完成は、2029年3月末になる見込みです。