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「山陰唯一のローカル私鉄」が“異色の新車”導入へ! 車体のラッピング廃止で銀色に!? 珍しい座席配置が特徴

乗りものニュース 2024年12月3日 14時12分

客室内の床や化粧板は高級感が感じられます。

座席はロングシートとデュアルシート

 島根県を走る一畑電車は2024年12月3日、今年度に新型車両「デハ8000系」を1編成導入すると発表。車両の外観と車内のイメージも明らかにしました。

 8000系は、8年前に同社が導入した7000系をベースとした車両です。車体長は20mで、片側2扉のステンレス車(前頭部は鋼製)となります。
 
 車内は、ロングシートとデュアルシート(座席向きが転換可能)を配置。通勤通学利用だけでなく、観光利用にも配慮した仕様となります。客室内の床、化粧板、座席モケットの色は、有料着席列車のような落ち着いた配色となることも特徴です。客室内には次駅停車駅案内表示器が新設されます。
 
 また、ステンレス車体の特性を活かすため、車体外板のラッピングは廃止。車体下部にオレンジ色のラインだけが施されます。冬季低温時の停電防止として、パンタグラフが2重化(2基設置)されます。
 
 8000系は単車運転が基本となりますが、運転室に貫通扉を設け、7000系との連結運行も可能としています。今後、2024年度と2025年度に各1両、2026年度に2両が導入される見込みとなっています。
 
 なお、一畑電車では元京王電鉄5000系を改造した5000系の「5010」号車、「5110」号車が2025年1月11日に引退する予定です。

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