もがみ型の能力向上型も同じ格好なのでしょうか。
ドイツとの一騎打ちに「オールジャパン」で取り組みへ
防衛省は2024年12月17日、公式Xでオーストラリア向けの次期汎用フリゲートのスケールモデルを公開しました。
これは、4日前の12月13日に、防衛省内で開催された「豪州政府の次期汎用フリゲートの共同開発・生産に向けた官民合同推進委員会」の第1回会合で会議室内に展示されたものになります。
この会議は、オーストラリア国防省が進めている同国海軍向けの将来汎用フリゲート選定計画の最終候補に日本の提案が選抜されたことに関連して、その共同開発・生産に向けて関係省庁や関係企業との緊密な連携を図ろうというもの。官民が一体となってオールジャパンの態勢で取り組むにあたり、提案中のフリゲートのイメージを共有できるよう披露された模様です。
オーストラリアの新型フリゲートは、現用のアンザック級フリゲートを更新するためのもので、最初の3隻は外国建造、すなわち輸入で調達し、残りの隻数はオーストラリア国内でライセンス建造する計画です。
当初は日本のほかに韓国やスペイン、ドイツが名乗りを上げていましたが、提案内容を検討した結果、日本とドイツが最終候補に選ばれました。日本案は三菱重工が、ドイツ案はティッセンクルップ・マリン・システムズが各々提示したもので、これにより最終トライアルは日独の一騎打ちとなります。
なお、防衛省の説明によるとオーストラリアに提案されているのは「令和6年度型護衛艦」とのこと。これは、海上自衛隊で現在運用されているもがみ型護衛艦の能力向上型で、特に対空戦能力が大幅に向上しています。