福井に行くなら「ハピライン」になるかも。
敦賀~福井間を増発
北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴い北陸本線の敦賀~大聖寺間を継承した第三セクター鉄道・ハピラインふくいが、2025年3月15日に“攻めのダイヤ改正”を実施します。
現在、朝一番に大阪から福井に向かう場合、大阪6時30分発の特急「サンダーバード1号」に乗り、敦賀8時06分発の北陸新幹線「つるぎ2号」に乗り継いで、福井8時24分着となるのが最速です。
敦賀からハピラインふくい線(在来線)の普通列車を利用すると、途中の武生か鯖江で乗り継いで福井には9時18分に着きます。新幹線より54分遅い到着です。
しかしこの差が、ダイヤ改正で大きく縮まります。
改正後は、敦賀→福井間に快速列車を設定。朝一番の特急「サンダーバード1号」に接続する形で、敦賀を8時04分に出発し、福井に8時45分に到着します。新幹線との差は、半分以下の21分に縮まります(ただし新幹線も時刻が変わる可能性があります)。福井での9時の会議になんとか間に合いそうな乗継パターンになりそうです。
このほか日中の9~16時台も、武生~福井間の列車12本を敦賀~福井間に区間延長します。これにより敦賀でJR特急との接続が大幅に改善します。20分以内に乗り継げる列車は、「サンダーバード」が25本中23本(9本増)、「しらさぎ」が16本中10本(2本増)です。
さらに、敦賀→福井方面の時刻も見直し、敦賀に10~16時台に到着するJR新快速・普通列車からは、概ね5分で乗り継げるようになるということです。
増発や乗継改善により、地元住民だけでなく、新幹線に流れていた関西・中京圏~福井県を移動するビジネス客や観光客も取り込む狙いがありそうです。