JR東日本は、「羽田空港アクセス線(仮称)整備の一環として田町駅付近の線路切り替え工事を行うため、山手線・京浜東北線の運休を伴う工事を行うと発表しました。
「羽田アクセス線いらっしゃい!」迎え入れるための大工事へ
JR東日本は2024年12月24日(火)、羽田空港アクセス線(仮称)整備の一環として田町駅付近の線路切り替え工事を行うため、山手線・京浜東北線を運休すると発表しました。
実施日は2025年4月19日(土)初電から20日(日)正午までの足かけ2日間。次の区間で運休します。
●4月19日(土) 終日
・山手線(外回り):上野→東京→大崎
・京浜東北線:東十条~品川
●4月20日(日) 初電~正午頃
・山手線(外回り)上野→東京→大崎
・山手線(内回り)大崎→東京→上野
・京浜東北線:東十条~品川
同期間中、山手線や京浜東北線は運休区間以外でも、最大で約4~5割の運転本数に減ることがあります。代替として埼京線や上野東京ラインが増発されるほか、他社線で振替輸送が実施されます。
この工事は田町駅の北側に羽田アクセス線を接続させるスペースを捻出するため、山手線(外回り)と京浜東北線(南行)の線路を最大約290mにわたり、山側(西側)へ移設させるものです。事前に撤去していた山手線の引き上げ線跡地を活用します。
ここから地下トンネルへ入る羽田アクセス線の接続口は、海側(東側)の東海道線上下線の間に設けられる予定です。今後、東海道線上りの線路も山側へ移設する工事が行われますが、山手線・京浜東北線の“2線同時移設”となる今回は、一連の線路移設工事のなかで最大のものといえそうです。
上野東京ラインからの「羽田空港直通」を実現する羽田アクセス線「東山手ルート」は、2031年度の開業が予定されています。