ウクライナ空軍F-16ではこれまでにない記録だと発表。
ミサイルを撃ち切った後は機関砲で攻撃
ウクライナ空軍司令部は2025年1月8日、F-16パイロットが1回の出撃で巡航ミサイル6発を撃墜したと発表しました。
この記録は2024年12月13日、ロシア軍による主要都市へのインフラ攻撃の最中に達成されたようです。
空軍司令部の広報部長ユーリー・イグナット大佐によると、この日のロシア軍は約200機の自爆ドローンのほか数十発の弾道ミサイルや巡航ミサイルを発射したとのことです。
防空のために出撃したF-16は、地上の防空部隊では撃墜困難な巡航ミサイルを中心に迎撃を担当。その際、1機のF-16が、搭載した空対空ミサイル4基をすべて巡航ミサイルに命中させた後、基地に撤退せずに機関砲を使用し、さらに2発の巡航ミサイルを撃墜しました。
空軍司令部よると、F-16のパイロットが1回の出撃で巡航ミサイルに6発を撃墜したのは史上初めて。任務を無事に終え帰還したパイロットは拍手で迎えられたそうで、「彼の成功はウクライナ軍だけでなくアメリカでも賞賛を集めた」と発表しています。