えっ!そんな新機能が!?
自動化技術で省人化を進める
三菱重工は2025年1月17日、海上自衛隊向けに建造する新たな護衛艦「新型FFM」の紹介動画をYouTubeで公開しました。この護衛艦は、現在配備が進むもがみ型護衛艦より各種の海上作戦能力が向上した艦艇となる見込みです。
新型FFMの「FFM」とは、フリゲートを表す「FF」に、機雷(Mine)や多用途性(Multipurpose)を意味する「M」を加えたもので、もがみ型から付与された海上自衛隊独自の艦種記号です。
12隻が建造されるもがみ型に続き、新型FFMも同じく12隻が建造される予定です。就役当初からミサイルの垂直発射装置(VLS)を備えているほか、全長142m、最大幅17m、基準排水量4800トンと、もがみ型と比べて船体規模が大型化しているといった違いが見られます。
また、既存の護衛艦と比べて乗員の省力化にも力が入れられており、新型FFMでは他の艦艇への追随やジグザク航行、さらに港への出入港などが自動でできるといいます。
なお、日本がオーストラリアに輸出を目指している新型フリゲート艦は、この新型FFMがベースです。そのため、今回公開された動画も英語で制作されており、輸出に向けたアピールを強く意識していることが伺えます。
【比べると結構違う!】三菱重工が公開した新型FFMの紹介動画(動画)