戦前は、旧海軍の水上機基地が湖畔にありました。
なぜ琵琶湖に飛来?
自衛隊滋賀地方協力本部が2025年1月15日に公開したUS-2救難飛行艇の動画に注目が集まっています。
この動画は、前日の14日に日本最大の湖である琵琶湖に降りたUS-2を間近で捉えたものです。プロペラを回しながら目の前を進む様子が収められています。
今回、US-2が琵琶湖に降りたのは、陸上自衛隊の中部方面隊が主催した災害対応訓練「南海レスキュー2024」に関連してです。
「南海レスキュー2024」は、近い将来、高確率で起こるといわれている南海トラフ地震に備えるために行われた大規模実動訓練で、US-2は湖面を使って要救助者を搬送できるか確認しています。
なお、琵琶湖では陸上自衛隊が保有する水陸両用車、94式水際地雷敷設装置を用いて医師や医薬品などを水上輸送する訓練も行われています。
ちなみに、太平洋戦争終結までは県庁のある大津市に旧日本海軍大津海軍航空隊の基地(現・陸上自衛隊大津駐屯地)があり、水上機の飛行練習が行われていました。
【こんな間近を!?】目の前を並走するUS-2を動画で見る