ウクライナ軍が無人機と砲撃の連携で撃破した。
偵察用の無人機がロシア軍の対空ミサイルシステムを発見
ウクライナ国防省の公式サイト「アーミーインフォーム」は2025年1月15日、9K33「オーサ」地対空ミサイルシステムを撃破したと発表しました。
同システムは、47独立機械化旅団の偵察中隊が保有する偵察無人機「フライアイ3.0」が発見し、隣の部隊に砲撃を頼んで撃破したとのことです。
9K33「オーサ」は、最前線で陸上部隊の援護を行う水力両用6輪車両BAZ-5937とセットになった短距離対空ミサイルシステムです。
射程は1500~1万mで、無人機のような低速の目標にも対応していますが、今回は接近されすぎてしまったのか、潜むためにたまたまレーダーを切って偵察機を攻撃することもなく破壊されています。
ロシア軍の古い防空システムは、小型のドローンや無人機を捕捉することが苦手ともいわれており、その影響で今回の場合、無人機を捕捉できなかった可能性もあります。
なお、ウクライナ国防省は今回の撃破を「1000万ドル相当のミサイルシステムを破壊した」と発表しています。
【動画】偵察機に気づいていない!? これが対空ミサイル車両が撃破される様子です