東京都が国分寺市内で整備を進めていた都市計画道路「新府中街道」(国分寺3・2・8号府中所沢線)が、2025年2月17日(月)14時に部分開通します。
「新府中街道」ちょっとだけ延伸!
東京都は2025年1月21日、国分寺市内で整備を進めていた都市計画道路「新府中街道」(国分寺3・2・8号府中所沢線)について、2月17日(月)14時に部分開通すると発表しました。
新府中街道は、東村山市から府中市、さらに町田市方面を南北に結ぶ府中街道および鎌倉街道のバイパスです。青梅街道(小平市)以南が新設区間で、4車線道路として南から北へと延伸開通を重ねてきました。
府中市内から延伸し、2017年にJR中央線の跨線橋を含む国分寺市内の1.1km区間が一部開通。今回はその終点・熊野神社通りから北へ約460m延伸。西武国分寺線の恋ヶ窪駅に近い都道222号線に接続します。
この付近は地図上で「斜め」に交わる細道ばかりで、府中街道などの西武線の踏切を避けて南北を移動していくには右左折を繰り返さなければなりません。そうしたエリアに幅員36m、両側に幅10mの歩道(自転車・歩行者道)を備えた広い道路が開通します。ただし車道については、北行き1車線、南行き2車線の暫定開通となります。
そこから北、五日市街道までの約970mについても、西武国分寺線のアンダーパスがすでに完成しているなど築造工事も進められていますが、今回はお預け。都は「残る事業中区間の早期開通を目指す」としています。
さらに北の小平市内、青梅街道までの区間については用地取得が進められています。ここまでバイパスが開通すれば、所沢方面に通じる現道の府中街道と合流し、新府中街道の本領発揮となります。
新府中街道は「多摩南北道路」5路線の一つに数えられ、北多摩地域においては、5路線のうち東から数えて真ん中の路線にあたります。都は今回の開通について、「多摩地域における南北方向の交通の円滑化、沿道地域の利便性及び防災性の向上が期待されます」としています。