東京・神奈川都県境に位置する「よみうりランド」エリアへ、東京側から通じる新しいルートが2025年2月に開通します。
「稲城駅-よみうりランド」の新ルート開通へ
東京・神奈川都県境に位置する「よみうりランド」エリアへ東京側から通じる新しいルートが2025年2月に開通します。
開通するのは、稲城市「南山」の土地区画整理地区で進められていた、同地区のスーパー「ヤオコー稲城南山店」から「よみうりランド通り」へと通じる200m強の区間です。一般社団法人エリアマネジメント南山によると、2月20日(木)10時に開通するそうです。
従来、この付近からよみうりランドおよび神奈川県川崎市側に通じる道は、稲城市の東側、JR南武線の矢野口駅、京王よみうりランド駅方面しかありませんでしたが、ついに稲城駅(京王相模原線)からの直結路が開けます。多摩ニュータウン方面や府中市方面からよみうりランド方面へのアクセスが向上します。
新たな道路が開通する南山地区は、大規模な土地区画整理事業によって“新たな街”を造成している場所です。
その基盤のひとつとなるよみうりランド通りは、狭い谷筋からヘアピンカーブの「ランド坂」で一気によみうりランドの丘へ駆け上がる線形でしたが、2021年にループ状のトンネルを駆け上がる「稲城よみうりランド坂トンネル」経由の新ルートへと付け替え。谷間の旧道は埋め立てられ、周囲の光景は一変しました。今回のルートは、その“ランド坂トンネル”を上り切ったところに接続するものです。
その埋め立てられた場所に建設されているのが、プロ野球・読売ジャイアンツの新球場を核とした「東京ジャイアンツタウン」です。3月1日には「ジャイアンツタウン スタジアム」が開業し、今後はそこに水族館が併設され、国内初の「水族館一体型の球場」になります。水族館のオープンは2027年の予定。
なお、南山地区では他にも、よみうりランド通りにつながる都市計画道路を建設中で、「稲城大橋」および中央道 稲城ICへの直結路などが別途設けられます。