「次世代型」の防衛網としての大統領令。
近く大統領令として発令か?
アメリカのドナルド・トランプ大統領が、弾道ミサイルのほか様々な長距離攻撃からアメリカ本土を守る「次世代型」の防衛網に関する大統領令を準備していると2025年1月28日、複数の同国メディアが報じました。
報道によると、イスラエルが都市へのミサイルやロケット弾攻撃への防衛手段として配備している「アイアンドーム」のアメリカ版のような装備を目指しています。
そのため、弾道ミサイルのほか、巡航ミサイルやドローン、ロケット弾、砲弾といった様々な脅威に対応できる防空システムになることが予想されます。
なお、具体的にどのような防衛システムになり、どの程度資金をかけるのかは、まだ明らかになっていないようです。ただ、防衛システムに使用するミサイルに関しては、すべてアメリカで生産されるものになるとの話が報じられています。
ただ、現状アメリカの北部で国境を接すカナダ、南部で国境を接するメキシコともに、対立関係にある国家ではないため、ミサイルよりも近距離で攻撃を行う砲弾やロケット弾、ドローンなどを防ぐ手段を導入しても、あまり意味がないのではという指摘もあるようです。