3月4日(火)の高知発よりモニター運行を開始します。
モニター運行の運賃は約50%引き
高知駅前観光(高知県高知市)は2025年1月30日(木)、国内初となるフルフラット座席「ソメイユ・プロフォン」を備えた夜行高速バスを、報道陣へ公開しました。
「ソメイユ・プロフォン」は、前後配置の座席が2段式寝台へと変形する特殊な構造で、48cmあるシート幅がそのまま、フルフラットな寝台展開時に寝台幅となります。寝台展開時の空間の高さは、下部が51cm、上部が51~73cmです。
試乗し横になった筆者(安藤昌季:乗りものライター)は、「荷物置場や動線に改善の余地があるものの、画期的な快適性を備えた設備であり、今までフルフラット座席がなかった高速バスの革命になる」と感じました。
バスは3月4日(火)の高知発より、東京~高知間でモニター運行を開始します。予約は2月7日(金)正午より、高知駅前観光および発車オーライネットで開始。当面は週1回の運行ですが、通常運賃1万4000円のところを7300円の特別価格とします。ただし、AI(人工知能)が料金を決める「ダイナミックプライス」を導入するため、若干前後する場合があります。
高知駅前観光によると、モニター運行は5か月程度を予定しており、寄せられた意見を反映しての通常運行は、2025年秋頃からを予定しているとのことです。
【動画】通常の座席→フルフラット寝台に! 変形を見る