中東地域ではエジプトに次いで2番目の採用国。
最初の機体が納入される
フランス航空機メーカーのダッソー・アヴィエーションは2025年1月30日、UAE(アラブ首長国連邦)に最初の「ラファール」戦闘機を納入したと発表しました。
UAEが導入する「ラファール」はセンサーが強化された最新鋭のF4です。母国フランス以外でこのタイプの導入を決めたのは、UAEが初めてといいます。
UAEはすでにダッソー製の「ミラージュ2000」戦闘機を59機運用しており、中東地域でも同社と関係の深い国です。
同国は2021年12月にダッソーと「ラファール」を購入する契約を結びましたが、この契約は総額170億ユーロ超えの巨大契約で、最終的な納入数は80機になる予定です。全ての「ラファール」が揃うと同国はフランスに次いで同機の運用数が多い国になります。
なお「ラファール」はUAEのほかにも、エジプトやインド、カタール、ギリシャ、クロアチアで運用されています。さらにセルビアも、2024年9月に購入すると発表。2025年現在7か国が同機を採用しています。