茨城県が水戸市で整備を進めてきた都市計画道路「中大野中河内線バイパス(酒門工区)」が、2025年2月4日に開通します。
「水戸の大環状線」ちょっと開通
茨城県が水戸市で整備を進めてきた都市計画道路「中大野中河内線バイパス」の酒門工区が、2025年2月4日に開通します。
中大野中河内線バイパスは水戸駅の南側、市街地を東西に横断する形で計画されている総延長16kmの4車線道路です。2022年までに約2.5kmが開通。今回さらに東へ200m延伸し、国道6号を越えた先の市道までがつながります。国道6号との交点には、新たな交差点ができます。
そして今回、この新たな交差点の隣りに従来からある「酒門六差路」交差点が大幅に変わることもポイントです。
この酒門六差路は、国道6号に2つの県道が交わる複雑な交差点で、慢性的な渋滞ポイントとなってます。
交わる県道の一つ「下入野水戸線」は、北側に並行してバイパスが開通することから、酒門六差路の両側で車両の通り抜けをできなくし(歩行者・自転車等は可)、ルートがバイパス経由に変わります。これにより酒門六差路は、一般的な“四差路”に変わります。
酒門六差路の手前号には、「*」のような形状の矢印に行先がビッシリ書かれた複雑な案内標識がありましたが、「さらば*交差点」などと、SNSで別れを告げる投稿も。ちなみに酒門六差路の南側、国道6号と国道50号が交わる酒門町交差点も混雑ポイントとなっており、2021年度からこの酒門町交差点の国道6号に高架橋を架ける立体交差事業が進行中です。
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今回開通する中大野中河内線バイパスは、水戸・ひたちなか・那珂の3市をぐるりと一周する「水戸勝田環状道路」の一部に位置付けられています。この環状道路の計画は壮大ですが、現状は、特に水戸市内で細切れに開通している状況です。今回延伸するとはいえ、現在の道筋から環状道路の全体像を伺い知ることは、まだできません。
【笑っちゃう】これが超複雑「*」交差点の名物青看板です(ストリートビュー)