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「日本一危ない交差点」は東京と大阪にあった! 全国最新“事故件数ランキング”ワースト11か所とは

乗りものニュース 2025年2月11日 17時12分

日本損害保険協会が「全国交通事故多発交差点マップ」の2024年度版(2023年統計)を公表しています。

人身事故が年19件発生

 日本損害保険協会が「全国交通事故多発交差点マップ」の2024年度版(2023年統計)を公表しています。

 このマップは、人身事故の半数以上が交差点やその付近で発生することに着目し、全国の地方新聞社の協力を得て作成されたものです。都道府県ごとに、交通事故多発交差点(ワースト5)の特徴や件数の多い事故類型の主な事故要因・予防策などを紹介しています。

 全国ワースト1位は、東京の池袋六ツ又交差点と、大阪の長居交差点で、人身事故はいずれも19件でした。

 池袋六ツ又交差点は、国道254号と都道(明治通り)が交わるとともに、南側から都道音羽池袋線が、西側から区道が接続する変則六差路です。国道と明治通りは幹線道路で、繁華街の池袋も近いことから交通量が多く、さらに交差点には首都高速と池袋六ツ又陸橋の橋脚があることから横断歩道の見通しが悪い箇所があります。

 2023年は、人身事故19件のうち追突が7件と多い傾向にありました。なお、この池袋六ツ又交差点は、2021年、2018年、2015年などにもランクインしています。

 長居交差点は、国道479号と府道大阪高石線が交わる十字路です。交差点の地下にある大阪メトロ長居駅や、周辺の長居公園(競技場)、スーパーなどの商業施設などで特に昼間帯は自転車や歩行者の通行が多いといいます。また、クルマは比較的スムーズに流れているものの、交差点付近にバス停やタクシー乗り場があり、見通しが悪い交差点となっています。

 2023年は、19件のうち左折時衝突が7件、追突が5件でした。ちなみにこの長居交差点は、過去3年間に交通事故多発交差点マップへの掲載はありません。

 今回のランキングは事故件数で同率の箇所が多く、ワースト5位が7か所あることから計11か所がリストアップされていますが、いずれも東京・大阪・愛知3都府県の交差点で占められています。

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