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ローンや貸金業など金融事業を手掛けていた日本ファンド(株)が破産開始決定

東京商工リサーチ 2024年4月25日 15時30分

 日本ファンド(株)(品川区)は4月10日、東京地裁より破産開始決定を受けた。
 破産管財人には大石健太郎弁護士(大石法律事務所、日本ファンド破産管財人室お問合せ窓口:03-6735-3013(平日午前9時30分~午後6時))が選任された。
 負債総額は債権者約1600名に対して、26億1660万円(2023年8月期決算時点)。
 過払金返還請求権を含めると負債額はさらに膨らむ見通し。

 ローンや貸金業など金融事業を手掛けていた。グループと連携し、英語教材のローン契約などを主力に2003年8月期は売上高38億3909万円をあげていた。しかし、金融業の規制強化やグループ再編、過払金返還請求などで、2011年頃から事業を大幅に縮小。この間、多額の赤字を計上し、債務超過が拡大していた。
 以降も赤字が継続し、負債の解消も困難のため今回の措置となった。

 なお、破産管財人室としてホームページ(https://nf-kanzai.jp/)を開設している。

※日本ファンド(株)(TSR企業コード:292228678、法人番号:2010701022967、品川区東五反田1-10-9、設立1978(昭和53)年9月、資本金4億円)

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