札幌の円山動物園に今月21日、オランウータンの新施設がオープンします。
新施設は、東南アジアのボルネオ島の森を再現していて、オランウータンや熱帯の植物が過ごしやすいよう室温が25度、湿度はおよそ75パーセントに保たれ、自然光が入りやすいよう天井部分に大きなガラス窓が設置されているほか、施設内の植物を育てるための雨を降らせることもできます。
3匹の親子のオランウータンが過ごす展示室の高さは8メートルで、巨木のような柱やツタの代わりとなるロープが設置され、ジャングルで遊んでいるかのような姿を間近で見ることができます。
円山動物園飼育展示・診療担当課の林紘太朗さん「ボルネオの熱帯雨林にいるかのようにのびのびと活動的に過ごしてほしい。来場者にはオランウータンってすごい高いところに行くんだなということを感じてもらいたい」
新施設には健康管理のためのトレーニングルームも備えられています。施設は21日にオープンします。