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道内7カ所目 「日高山脈襟裳十勝国立公園」誕生

テレビ北海道 2024年6月25日 17時10分

全国で35カ所目、北海道内で7カ所目の国立公園「日高山脈襟裳十勝国立公園」がきょう、正式に指定されました。

日高側は、旧JR静内駅前に7つの町が集いました。

えりも町の大西正紀町長は「今までの国定公園の時は、えりも岬と日高山脈が少し離れていたが、一体化する。日高山脈、アポイ岳の自然を守りながら、観光につなげていきたい」と喜びと決意を語りました。

国立公園誕生に向け、みやげ店では、特産品などに記念のシールが貼られ、祝福ムードが高まっています。

地元の人からは「みんなに知ってもらえるのはいい」、「ずっと日高管内に住んでるから国立公園誕生はうれしい。みんなで育てていけばいい公園になる」と喜びの声が聞かれました。

十勝側では、2年前に十勝・日高山脈観光連携協議会を作り、国立公園化後の観光振興などに取り組んできた6市町村が国立公園指定を祝いました。

協議会の会長を務める芽室町の手島旭町長は、「保護、観光振興、地域振興、目的に向かって連携していきたい」と話し、帯広市の米沢則寿市長も「日高山脈を眺めて暮らす住民の皆さんが愛着、誇りをさらに感じていただけるように地域をあげて育んでいきたい」と期待と決意を表しました。

国定公園から範囲が大きく広がり、陸の面積が国内最大となった「日高山脈襟裳十勝国立公園」。山脈が結ぶ13市町村が国の後押しも受けながら、自然保護と新たな魅力発信に努めていきます。

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