札幌の円山動物園に先月やってきたオスのライオン「パーチェ」の一般公開がきょうから始まりました。迫力ある姿を一目見ようと、さっそく多くの市民が訪れました。
イタリア語で平和を意味する「パーチェ」は、徳島県の「とくしま動物園」でおととし8月に生まれた1歳のオスライオンです｡到着から3週間余り。環境に慣れ、人前でも落ち着いた様子を見せていることから、きょうから一般公開が始まりました。訪れた人は、「パーチェ」が屋外の展示場でくつろぐ姿を観察したり、たてがみが生えた勇ましい姿を写真に収めたりしていました。
来園者は「大きいですね。優しそうな表情してるなと思って見てました」、「オスはやっぱり迫力あってかっこいいなと思いました」とパーチェを歓迎している様子。
円山動物園では、2歳のライオン「クレイ」がオスとして飼育されていましたが、遺伝子検査の結果、メスと判明し、今年5月に故郷の愛媛県にある「とべ動物園」に戻っていました。園は今後、パーチェとメスの「イト」との同居を目指すとしています。