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新紙幣 20年ぶり発行 金融機関へ引き渡し いち早く手にした人は

テレビ北海道 2024年7月3日 17時29分

20年ぶりとなる新しい紙幣の発行が3日始まり、道内でも日銀の支店から金融機関へ引き渡されました。一部の銀行では早くも取り扱いが始まっています。

(三品記者)「こちらこれまでの1万円札です。きょうから(新紙幣へ)新しいお札の流通が始まりました」

20年ぶりの新紙幣には、1万円札に渋沢栄一、5千円札に津田梅子、千円札に北里柴三郎の肖像が描かれています。日銀札幌支店ではけさ、およそ500億円分の新紙幣が道内の金融機関に引き渡されました。 

日銀札幌支店の爲房真充発券課長は「災害発生時の決済手段の提供やキャッシュレス決済が困難な人への対応が必要とされていることから、今後も現金に一定のニーズが見込まれる」と話していました。

 北洋銀行では、本店営業部のATMコーナーの両替機でのみ、3日から新紙幣に交換できます。店舗での取り扱いは、あす以降になるということです。新紙幣を早速手にした70代男性は「久しぶりの新紙幣なので一番最初に見たかった。年配者には良いんじゃないですかね、数字が大きいのは」と話していました。

 一方、食品などの自販機を札幌市内に30台ほど設置するハシエンダインターナショナルは機械の更新に1台数万円かかることや、キャッシュレス決済で支払う人が多いことから、当面、新紙幣対応の機械には替えない方針だということです。

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