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常設エアコン整備進まず…札幌の小学校 緊急措置で移動式エアコン設置

テレビ北海道 2024年7月4日 17時8分

本格的な夏を迎え、札幌の小学校では熱中症対策として簡易的なエアコンの設置が進んでいます。去年、道内で猛暑による臨時休校が相次いだことを受け、道教委などは全ての公立学校の普通教室にエアコンを設置する予定です。しかし、業者の人手が足りず、今月末の整備率は道立学校で0.8%、町村立学校で19.1%にとどまる見込みです。札幌市教委は、緊急措置として、先月末までに市内全ての市立学校や幼稚園に取り付け工事が不要な移動式のエアコンを設置しました。

幌南小学校 児童(6年生)「扇風機だけだとある程度のところにしか風が来ないけれどエアコンがあると教室中に風がいくので涼しくて良い。中休みに遊んだ後とか体育の授業が終わったあとにすごく良いと思った」

この学校では移動式エアコンと扇風機を組み合わせて熱中症対策をしています。

幌南小学校 大宮校長「常設のエアコンと比べると威力が劣ると思うが、熱中症のリスクを下げる働きはすごくある」

札幌市教委によりますと、普通教室への常設のエアコン整備はゼロで、2027年度までに整備を終えたいとしています。

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