バス業界のドライバー不足解決に向け知恵を絞ろうと、全国の事業者による懇談会が開かれました。
バス業界は、燃料価格の高騰や物価上昇で厳しい経営状況が続いていることに加え、ドライバーの残業規制強化によって人手不足が深刻化しています。全国のバスドライバーの数は2017年以降、右肩下がりで、国土交通省の推計によると、2030年には9万3千人にまで減少。本来必要とされる人数より3割ほど少なくなり、路線バスのさらなる減便や廃止につながるとしています。
きょうの懇談会では、全国のバス会社や労働組合の関係者が、ドライバーの待遇改善にはバス会社の経営を安定させることが重要で、「運賃支払いのキャッシュレス化」や「自動運転バスの活用」で負担軽減に努めていくことを確認しました。