北海道経済産業局はきょう、今年度初となる半導体人材育成の推進協議会を開きました。
次世代半導体製造のラピダスが千歳に進出するのに向け、北海道経済産業局は去年6月、道内の半導体人材を育成・確保するため、産学官の60機関で構成する協議会を設置しました。
北海道経済産業局の鈴木洋一郎局長は「工場見学による学生と企業の接点の強化など、昨年度よりも人材育成の規模や内容を充実して参ります」と人材育成強化への意気込みを語りました。
協議会では去年、旭川高専と北見工大の2校に実際に半導体関連企業で働く人材を派遣して講義を行いましたが、学校からの要望が増えたことから、今年度は9校へと拡大します。また教員を対象とした工場見学会が好評だったことから、対象を学生にも広げ、回数も増やす方針です。
協議会によると、道内の半導体関連企業の昨年度の採用希望者数は220人でしたが、2030年度には、およそ3倍の630人になる見通しだということです。